今さら聞けない!「花冠」の基本の基本③

輪にした花を頭に乗せる花冠。

リゾート婚やガーデンウェディングなどのシーンでは特に、ダウンヘア×花冠というのがここ数年
もはや定番になっています。

そんな花冠ですが、種類やその由来など、言われてみると案外知らないもの。どんなヘアスタイルや
どんなドレスと相性が良いのかも知っておきたいところ。

そこで、花冠にまつわるあれこれをシリーズでご紹介。

花冠の種類に続いて、花冠が似合うドレス・似合わないドレスについてご案内します。


●花冠が似合うドレス

花冠にもサイズや種類があるのがおわかりいただけたかと思いますが、花冠をつける時はドレスとの相性も
大切です。

花冠の基本は「ナチュラル」イメージなので、ドレスもそれに合ったものが良いでしょう。

[エンパイアライン/スレンダーライン]

花冠を合わせるのに最も人気の高いドレスがエンパイアライン。胸下の切り返しから裾に向かって直線的に
広がるスカートが、花冠をつけることでよりフェアリーな雰囲気が強調されてナチュラルに仕上がります。

同じく、ボディラインに沿ったラインでスカートにボリュームがほとんどないスレンダーラインも人気です。


[ミニ丈/ミモレ丈]

二次会やレストランウェディングで人気なのが、ミニ丈ドレスに花冠というコーデ。愛らしくて明るい
印象を与えるので、カジュアル感が親しみやすい花嫁像に。

一方で、某人気女優さんのおしゃれウェディングドレス姿でも話題になったミモレ丈も花冠におすすめ。
足首が見える位の長さが上品なので、レトロチックで大人可愛いスタイルに仕上がります。


●花冠が似合わないドレス

では逆にどんなドレスが花冠を合わせにくいのでしょうか?

[派手なドレス]

例えば色鮮やかでカラフルなドレスや印象的な柄モノ、大きなコサージュが付いたデザインなど
ドレス自体が派手なものだと、せっかくの花冠が目立たないだけでなく、全体的に散らかった印象に。

カラードレスに合わせるならドレスと同じ色味の花冠、柄モノと合わせるなら柄の小さなドレスを選んで
細めの花冠、といった具合にしつこくならない工夫をしましょう。

[ビシュー付きドレス]

キレイなビシューが目立っているドレスはナチュラルというよりエレガントな印象が強いため、
花冠だとミスマッチなコーデになりがちです。

ティアラなどのキラキラしたアイテムなら、せっかくのビシューの美しさを生かすのにぴったりです。

[きちんとヘア向きドレス]

基本的に花冠に会うのはゆる系のナチュラルヘア。ハイネックや立ち襟、Aラインといったきっちり
着こなすのが美しいクラシカルなデザインのドレスにはきちんとヘアが似合うので、花冠はミスマッチといえます。

きちんとヘア向きのドレスには花冠以外のヘッドドレスを選ぶのがおすすめです。